昭和19年
協会では昭和20年春場所を前倒しして11月に挙行する事を決定。決戦非常措置により、夏場所から本場所を後楽園に移動しているが、春場所を厳寒期の青天井に行うのは困難があるため、今回の変更を見たものである。詳細は本日発表予定。
(解説)
戦局が厳しさを増す中、軍事利用のため両国国技館での興行が困難になり、同年夏場所から後楽園での晴天興行が開始されている。これに伴う措置であった。
当時娯楽の少ない中、大相撲は未曾有の観客数をこの後楽園に集めている。なお、この場所は入場券を売り出した場所としては、終戦前最後となった。
(写真は十一月場所興行の様子、『相撲』より)
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