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大相撲きょうの記事(11月2日)

明治24年

楯甲久四郎、大垣に圧死す。粂川伊勢ノ海一行は去る27日大垣に乗り込んだ所大地震に遭い、病床にあった楯甲が逃げ遅れて圧死。他の力士は無事で、現在は野宿で郡役所の焚き出し救助を受けている。

(解説)

濃尾地震による被害記事。伊勢ノ海一行では錦太夫や下位力士数名も負傷、別に福井で芳の山も負傷している。

なお、本記事では触れられていないが、楯甲は弟子の松若を屋外に突き飛ばし、自身は逃げ遅れたと伝わっており、松若は入幕時に恩人の四股名楯甲を継いでいる。彼は後年に若島と改名、大阪相撲に移り、横綱免許力士となる。

写真はその松若改め楯甲改め若島。


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