昭和46年
力士が土俵うえで行司に「物言い」を付ける珍事件。十両大文字に藤ノ川の一番で、行司源之助は藤ノ川に団扇も、大文字がその場で抗議。審判が確認も全員行司と同意見。それでも収まらない大文字は審判に悪口を吐き、更に行司部屋にも乗り込んだ。
(解説)
大文字はプロレスから大相撲に転向したという異色の力士。
この時、審判は土俵に上がったが、取った力士本人は物言いは付けられないので、玉垣審判の場内説明は「物言いではなく確認のため」。大文字は春日野審判部長により厳重注意となった。
写真は土俵上の大文字(個人撮影)。仕切りでの独特の腕の動きが印象的であった。
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