昭和14年
19日からの大阪大場所には双葉山を始めとする立浪組合力士は全員欠場する事になった。そのため、同国技館側では入場料を一割引する。原因は大阪国技館側と立浪の感情問題であるという。
(解説)
本場所では無いとはいえ、いわゆる準場所の欠場は異例で、力士会は立浪の態度を非難。また、大阪国技館興行の中心的人物、堀田駒三郎は双葉山に出場を要請、双葉山は一門の興行のため謝絶しつつも、力士は巡業に左右されず相撲に専念できるようにすべきと、師匠立浪との立場の相違を示している。この一連の問題は、立浪と双葉山の不和に繋がり、後年の双葉山独立に繋がったとも言われている。
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