昭和20年
大鉄傘、戦災のお化粧直し。去る3月10日の空襲で劫火にひとなめにされた国技館では、秋場所開催を間近に控えて経費約20万円を投じ、一ヶ月前から連日大修理作業が行われている。来月中旬までには内装も完成予定。
(解説)
昭和20年6月の非公開場所は破損した国技館にて行われたが、終戦を迎え、早速修繕の下で本場所開催に乗り出している。この本場所開催にあたってGHQと様々の折衝を必要としており、先立つ10月26日には本場所後の国技館接収も言い渡されている。
写真は新聞スクラップより、修繕中の国技館の様子。
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