昭和22年
秋場所から総当たり制度採用へ。24日午前10時両国金光教会で役員総会が開かれ、東西制存続か総当たり制採用か協議されたが、後者で満場一致、午後に力士会会長東富士以下四幹事に通知した。力士会では27日に協議予定。
(解説)
昭和15年に復活後継続されていた東西制は、本年夏場所限りでその幕を閉じ、系統別総当り制度に移行。東西力士が勝ち点を競い、優勝側が優勝旗を得る東西制には独特の魅力もあったが、廃止以降は優勝旗は幕内個人優勝に付帯している。
なお、当時は角界民主化が唱えられ、力士会の発言力も今より強かった。
写真は当時の力士会会長、東富士。
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